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獣脚類の恥骨 [鳥鶏禽]

静岡科学館「る・く・る」で開催されていた「となりの恐竜展」が終了してしまって、恐竜展示ロスから手元の恐竜フィギアで遊んでおります。化石から、どうして生きていた頃の姿を復元できるのか、「となりの恐竜展」会期中に骨格模型を、観察して理解がすすみました。
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チラノサウルスに代表される。2足歩行、肉食・雑食で、現代の鳥に最も近い恐竜の種類が「獣脚類」です。というか、鳥に進化した恐竜が獣脚類であり。鳥のご先祖(家系図?)を溯ると、獣脚類になるのです。家系図でなくて「進化の枝」という言葉もあります。


恐竜に似た姿をしている鳥の代表(?)ダチョウの骨格模型です。個人的感想では、姿は似ていても睫毛がバチバチで、瞳がウルウルで可愛いダチョウより、鋭い眼をしたエミューの方が恐竜っぽいなぁ!と思っております。なんせ卵は緑色だぜぇ!
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部位として足の付け根、一番大きな骨が骨盤ですが、頭から尻尾までのラインの下、骨盤の下側(後ろ)にあるのが恥骨で、この恥骨が前に向くのが獣脚類の特徴なのです。ダチョウの恥骨はクルっと前を向いています。


では、獣脚類の恥骨!思いっきり前向きです。尻尾(尾骨)のすぐ下は坐骨、その下で前を向いているのが恥骨です。なんで恥ずかしい骨なんだろう? まぁ、なんだか恥ずかしいです。(イヤ~ン!)
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(この獣脚類は有名な、科博の立ち上がろうとするタルボサウルスで、膝が曲がった状態です。)
こうした骨の(化石の)特徴から、生物として分類され、現在生きている動物に、似ているところを見て、復元された姿が図鑑に描かれた姿であり、私の手元にある恐竜フィギアの姿なんですね。上野の科学博物館や、福井県恐竜博物館にも行きたいですが、パソコンで見るバーチャル・ツアーを、今は楽しむこととします。 清水区三保の東海大学自然史博物館なら静岡市内!

バーチャル・ツアーは美術館もあるし、動物園や水族館もあります。Tubeの車窓動画も、けっこうイケます。ただし、どいつも、こいつも時間泥棒なので、ご注意下さい。 家で飲んでパソコンの前で、寝落ちが常態!というのは私だけ?


本日のオマケ 静岡県立美術館「ムーミン展」 静岡県内では少々フロフロしております。
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やはり、人気ですね。平日の昼下がりでも、静岡にしては見学者は多目な状況でした。原画は小さいので、じとーっと見入ってしまいますが、それならと三密を避けるために、購入した図録を眺め回しております。この図録が世界名作文学集という感じの、本(ハードカバー)なので、とても良い雰囲気です。三密と越境移動を避けて、密林で図録をお取り寄せするというのも、疫病禍渦中での鑑賞スタイルかもしれません。 へば、また。

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